Definitive  Sweet

恋をしたとき、男はそれを無視する
まるで、なかったことのように平静を繕う

女は、その心にすぐに気がつく
男が平気な振りをしていることにさえ

同じカーブを二人で歩いて
遠心力で二人が別れてしまう前に
二人が永遠の友達になってしまう前に
お菓子を買ってきてくれる

その甘さは、恋の甘さなのだが
男は、そんなものは平気だと
一瞬でたいらげる
それは、彼女の心なのに

恋の甘さは、お菓子に集約されていて
日本ではお菓子を送り合う祭りのようなものさえある

気持ちは、一体どうやって伝え合うのだろう?
こんなに複雑で、儚い思いを
言葉にした瞬間に、ありがちな気持ちになってしまう
この気持ちを

二人が永遠の友達になってしまう前に
しなければならないことがあるのに
男は言わなければならないことがあるのに
何も言えないで、風に吹かれてしまう
それは、臆病なのではなく、そういう性質(たち)なのだ

だから、彼女は甘い甘いお菓子をくれる
ささやかな気持ちを