「一服しながら」

一服しながら

静かに昇ってく太陽を見ていた

他には何もなくて

縛り付けるものはなくて

ただひたすらに広がる空を見ていた



僕には何もない

あふれる言葉もないし

財布は空だし

地位も名誉もない

膝は震えているし

何かに追われている気分はなくならない



それでも、遠くに何かを見つけたくて

虹の向こうを目指して

何度も夜を通り抜けて

歩き続けて来た


多くの人と出会って

ハグしたり、酒を飲んだりした

長い眠りの後には、いつも君が起こしてくれた


世界はどこまでも広くて

いつも世界の真ん中でひとりぼっちの気分になってしまうんだ



だから、

今頃、君はもうこの空を飛べるようになったんじゃないかと思って

立ち止まり
空を見上げ

静かに君を想うんだ